PlayStation4

【ネタバレなし】The Last of Us Remasterd【レビュー】

2013年6月にPS3で発売され、その後も好評価を受け2014年7月にPS4でリマスター版が発売された、サバイバルホラーアクションゲーム。アンチャーテッドシリースで有名なNaughty Dog開発のゲームをそういえばやったことないな、と思い、勧められるままにこのThe Last of Usを購入しました。ホラーゲームが大の苦手でほとんど遊んだことはなく、またThe Last of Usがホラーだということも知らぬままに購入してしまった私が一体どうなったのか…

The Last of Us(Remasterd含む)18歳未満閲覧禁止です。→公式サイト

 

あらすじ

このゲーム、かなりのストーリー重視ゲームですからあらすじくらい説明しようと思うんですけど(公式サイトにもあるけど)…

舞台はアメリカ。
謎の寄生菌によって人類は滅亡の危機に瀕していた。

引用:公式サイトGame紹介ページ

こういういかにもホラー的なストーリーなんです。パンデミックです。ありがちっちゃありがちなんですけど、その中で変化していく主人公・ジョエルとヒロイン・エリーの関係が、見ていてとても心を動かされるんですね。多分、このゲームがここまで評価されているのはこのストーリーの出来の良さが大きいのではないかと思います。

ゲームシステム

サバイバルゲームですので、立ちはばかる敵を殺し、最後まで生き延びねばなりません。武器、回復アイテムなど全て現地調達です。

基本的には3人称視点で主人公を操作し、ナイフ、拳銃、もしくは己の拳でとにかく自分が死なないよう必死こいて駆け回るゲームです。

主人公と共に行動するキャラクターが道中登場することもあり、そのキャラクターたちを守りながら進むことも。

ゲーム中にも説明はあるのですが、敵は必ずしも殺さなければならないわけではないので、コソコソとやり過ごすステルスゲーム的な要素もかなり多いのではないかと思います。

大きく分けて「人間」「感染者」なのですが、どちらを相手にするかで戦闘方法は大きく変わるのではないかと思います。

そしてどちらにも共通することですが、集団で襲いかかられるとジョエルはあっけなく死にます。慈悲はない。

人間

意外と頭がいいので、コソコソ隠れては襲撃し、もしくはやり過ごし…ということが多いと思います。

あと個人的にびっくりしたのは、感染者もそうなんですけど、行動パターンが意外と読めないんです。同じ箇所を巡回しているように見えて意外とそうでもない。ですから、「次にここを通るタイミングで襲いかかろう」と思ってタイミングを見計らっていても、いつまで経ってもやって来ない…なんてことがたまにあるんです。(同じステルスゲームのメタルギアⅤの兵士は行動パターンが超分かりやすかったので)

感染者

公式サイトにもあるように、感染者の中にもまた分類はあるのですが、人間としての知能はかなり失っているようなので、人間ほど頭は良くありません。無我夢中で殴りかかってくる感じ。

そして厄介なのがクリッカーと呼ばれる感染者なのですが…

凄まじい凶暴さを持ち、彼らに一度でも捕まればそれは即死を意味する。

引用:公式サイトInfected紹介ページ

捕まれば即死を意味するんですよ。即死です。多分プレーが上手くない人は、このクリッカーの手によって殺されるジョエルを何度も見る羽目になると思います。私もめっちゃ見ました。

個人的にはここがネックで、あまりにも即死を繰り返されると徐々に萎えてきてしまい、コントローラーを何回か投げました。(ただ下手なだけだと思うんですけど。)とくに、「コソコソするステルスゲームが苦手」、もしくは「アクションゲームはとにかく殴ったもん勝ち」、「攻撃は最大の防御」派の人にはちょっと難しいゲームなんじゃないかと思います。

ゲームの難易度

私は特別な理由がない限り、デフォルトで推奨されている難易度で遊ぶようにしているので、中級でスタートしました。が、この手のアクションゲームはかなり苦手な方なので、途中で詰まり、難易度を初級に変更しました(というか死にすぎて、「オプションからいつでも難易度を変更することが出来ます。」って表示されてしまったので変えた)。いつでも難易度変更可能なのは嬉しいですね。

そして初級に変更すると、あっという間に進むようになり…というか供給される物資の量が半端ない。さすが初級です。初級だと、やたらめったらアイテムが拾えるので、攻略がとても楽になります。気になるけど、サバイバルゲーム苦手…って人は、初級ならなんとかなるんじゃないかな~。

チュートリアルが微妙に情報量が少ない

これのせいで最初何が何やら状態になってしまいました。というのも、The Last of Us特有の操作方法やゲームの遊び方は説明されるのですが、基本操作の説明が何故かないんですよ。拳銃の装備の仕方は教えてくれるけど、撃つ方法は教えてくれないという謎の不親切さ。「L2で構えてR2で撃つくらい常識やろボケ!」というスタンスなのかもしれません。他にも何かは忘れましたが「これどうやってやんの?」みたいな迷いが最初は多かったです。私が見逃していただけなのだろうか…

リスタートのレスポンスの良さ

感染者の項で少し触れたのですが、クリッカーに捕まるとその時点で死亡確定です(やり過ごす方法も無いことはないが、滅多に使えない)。すると直前のチェックポイントからやり直し。そうなると何度も何度もやり直すことになって、非常にストレスになるんですよ。普通は。

ただ、このゲーム、チェックポイントがかなり多いようで、本当に死んだすぐ直前からやり直しさせてくれます。そのおかげで、「あー死んだ、またあそこからやり直しかよ」感がかなり軽減されています(それでもあまりにも即死を繰り返すとコントローラー投げますが)。

ジョエルの死に様

これ、結構すごいと思ったんですけど、最終的な死因によって、ジョエルの死亡演出が変わるんですよね。殴られたり撃たれたりで死ぬと「ウッ」と倒れたり、感染者に襲われて死ぬと「グワーッ」と食われたり、炎に焼かれて死ぬと「ギャーッ」と悶え死んだり。死にパターンは色々あるようで、私もそんなに研究したわけではないですが、まだまだ他にもあるんじゃないかと思います。

死亡演出にこんなにパターン持たせてるのはあんまり見たことがないので、なかなか変なところにこだわるゲームだなあと個人的に好感を持ちました。

リマスターとしての美しさ

正直PS3版をやってないのでなんとも言えないです。が、最初にゲームを始めたときは「あれっなんか思ったよりローポリ(キャラクターモデルがカクカクしてる)だぞ」って思ったんです。高画質は高画質だけど、やはりPS3の移植か…と。思ってたんですけど。

アンチャーテッドシリーズをほとんど遊んでいないためなんとも言えないのですが、多分Naughty Dogの強みは、ゲームから湧き出てくる空気感、じゃないかなと思います。

ゲームを進めていくうちにわかったのは、「キャラクターの心情」の表現が何よりもすごいということ。言葉で説明しても伝わるかどうかわからないのでとにかく実際やってみてほしいのですが、キャラクターモデルの微妙な表情の変化、あれはもうほとんど人間と同じレベルまで来ているのではないかと思います。

ストーリー内容上、「自分としてはAプランで行きたいが、ジョエルの提案するBプランの方が筋が通っている。納得はいかないが、そうすべきだろう」というような会話が何度かあるんですね。

その時の「納得はいかないが…仕方がない」とでも言いたげな、

「いや、…そうだな」

というセリフと表情だけでそれら全てを表現してしまう表情の精密さは、他のゲームでは見たことがないです。いかにも人間らしい動作、表情は、このゲームがずば抜けてます。これらの要素が上手いことストーリーを盛り上げているんだと思います。

ホラーゲームとしてはどうか

ここまでで、「気にはなるけど、やっぱりホラーゲームは苦手で…」という人はいらっしゃると思います。

そこで、私の考える「ホラーゲームが怖い理由」を説明しようと思うんですけど、

①明らかに何か出てきそうな雰囲気(でも何も出てこない。進むのが怖い)
②気持ち悪い。
③急に飛び出してくる。脅かすなや。

くらいの3つに大別されるんじゃないかと思います。個人的に苦手なのは①です。

では、このThe Last of Usで三大怖い要素がどうなっているかを解説していきます。

①明らかに何か出てきそうな雰囲気は無い

これ、なんでかというと、ジョエルには「聞き耳を立てる」という能力(?)があり、これを使用することで敵の位置を視覚的に判断することが可能なのです!(耳で聞いてるのに目に見えるのはなんでだろうっていうのは気にしちゃいけないのだろう)

ですから、基本的に

  1. 聞き耳を立てて敵の位置を判断
  2. 道の構造や自分の所持アイテムから、殺すかやりすごすか考える

という流れが基本パターンです。ですから、進むのが怖いという状況は基本的に発生しませんでした。これが苦手な人にとっては朗報ですね。

②気持ち悪い

気持ち悪いか気持ち悪くないかで言うなら気持ち悪いけど、個人的には平気です。これに関してはかなり個人の感じ方によると思うので、公式サイトなりで敵(特に感染者)の姿を確認してください。

③急に飛び出して来るやつは基本的にいない

①の項にも通ずることですが、ジョエルは敵の位置を先に判断することが出来ます。それが壁の向こうであったとしてもです。ですから、敵がどこから来るかは基本的に予測可能ですから、驚かされるようなことはほとんどありません。

北米版からの規制による表現の低下

洋ゲーでかつスプラッタなやつって、大抵日本版だとグロテスク表現に規制が入るんですよね。私はグロマニアではないので規制が入ること自体には特に不満はありません。どちらかと言うと、スパン!と四肢やら何やらを切られるシーンとか見るとエギャっと思う方なので、規制していただけると助かります。


▲エギャッと思う方。

じゃあ何が不満なのかという話なのですが、

規制によってストーリーがわかりにくくなっているシーンがある

ということです。

普通にプレーしていて、イベントムービー中、ん?どういうことだ?と思っているうちにどんどん話に置いていかれるシーンがあったんです。その時はとりあえず「まあ多分こんな感じの意味だろう」と思ってそのまま進めていたのですが、やはり気になったので、クリア後に色々調べてみました。

そうすると、私と同じように疑問を思った方は居たようで、どうも規制が入ったことで意味が伝わりにくくなっていたようなのです。北米版のムービーも見てみたのですが、なるほど、これなら確かにわかるぞ、という感じです。

日本に入る際に規制されることについて不満はないのですが、それによってプレイヤーに伝わるべきことが伝わらないのは大変よろしくないと思います。これは誰のせいでこうなってるのかは知りませんが、規制するにしてももう少し上手い見せ方が無かったのか検討してほしかったです。

総評

上記の規制による伝わりにくさ以外は概ね満足です。特に、キャラクターの表情、動作によって、ストーリーの見せ方は異常とも言えます(褒めてる)

難しくて何回かコントローラーを投げましたが、ヘタクソでも初級であればなんとかなると思います。そして、①のホラー要素が苦手な人は、安心して遊べます。

ストーリーに関わる部分なので詳しくは触れませんでしたが、やはりこのゲームの一番の魅力はジョエル・エリーの二人の関係だと思うので、是非是非、PS4を持っている人はリマスター版で、PS3しかない人は通常版で、どっちも持ってない人はこの機会にPS4を買いましょう。

また、グロ平気よ。そしてお金持ちよ。さらに英語もわかるわ。という方は、北米版も検討してみても良いのではないかと思います。日本語版を遊んで気に入ったら北米版で遊んでみるのもアリかな。本体も揃えないといけないと思うけど…。

せっかくならキレイなリマスター版でやろう。

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