PlayStation4

【ネタバレなし】V!勇者のくせになまいきだR【レビュー】

2017年10月14日にソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売されたVRゲーム。

露骨なメタネタや細かな制作サイドのこだわりで熱い支持を受けてきた勇者のくせになまいきだ。シリーズの最新作です。

これまでドット絵だった魔王様たちが、ついに3Dとなって登場することになりました。果たして、VRとの相性やらなんやらはどうなのか…?

V!勇者のくせになまいきだR→公式サイト

 2017年11月現在、VR”ゲーム”としては最高の出来

2016年10月13日にPSVRが発売され、ちょうど1年くらいが経過しています。

これまでにPSVR専用・対応のゲームはそれなりに販売されてきました。ですが、さまざまな問題があり、開発のハードルも高くなっていると考えられます。(サマーレッスンの記事で詳しく書いています)

そのため、その多くは「鑑賞用」として作られています。これが現状もっとも安全でかつ確実だからです。

このゲームも他と同様、基本的にはプレイヤーの視点(目の位置)は固定であることに変わりはありません。ではどうして、ゲームとして成り立っているのでしょう。

 ストラテジーゲームであること

この作品がもともとストラテジーに近いゲームであったことは大いに関係があると思われます。

ストラテジーゲームStrategy video game)は、コンピュータゲームのジャンルの一つで、勝利のために熟考し計画を練ることに焦点を置いたもの。

引用:Wikipedia ストラテジーゲーム

シミュレーションゲーム、戦略ゲームとも呼ばれ、プレイヤーは兵隊を率いて出撃するまでの計画を立てるゲームが多く属しています。

プレイヤーは(ゲーム内に存在するか否かは置いておき)指揮官となり、作戦を立てることに楽しさを見出すジャンルです。

作戦を立てるには全体把握というのはどうしても必要なため、その多くが俯瞰視点で作られています(全体を見渡すには上から全てを見るのが一番効率が良いので当たり前ですが)。

VRも酔い対策のために視点固定である場合が多い…ということから考えると、同じく視点固定であるストラテジーゲームと相性が良いというのが分かるのではないでしょうか。

VRを通して将棋を対戦するのをイメージしていただくといいんじゃないかと思います。盤の前に座り、その盤上のコマを動かしているようなイメージです。なんだか想像つきそうですよね。

 ついに3Dになった

VR専用ゲームということで、登場キャラクターたちが完全に3Dへとフルチェンジしました。これがなかなか良い出来ですね。

特にアニメ調というわけではなく、今どきの3Dらしい3Dだと思うのですが、かつての2Dのときの表情豊かさをきちんと表現されています。違和感なく。

あのドット絵で描かれていたコミカルな表情が、3Dでも変わらず楽しめるのは非常に良いですね。

 声も付いた

プロモーションビデオなど見ると分かるかと思いますが、なんと声も付きました。

正直声が付くと聞いたときは

「え、あのピロピロ音声が良いのに…しかも安易に関智一だ…たかをくくりやがって…」

と思ってしまったのですが、実際遊んでみると別にたかをくくられていたわけではなく、必要だったから入れた、と考えた方が良さそうです。

 必要に駆られた音声

過去の作品からそうでしたが、今作はいつにも増してリアルタイムストラテジーの毛色が強いです。

ストラテジーはじっくり計画を練ることに楽しみを見出すと上述しましたが、リアルタイムストラテジーとなってくると、いつまでも熟考している時間はありません。その場に応じた適切な指示が出せるかが重要になってきます。

そしてこれは常々言われていることではありますが、VRはUI(ユーザーインターフェース)・GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)との相性があまり良くありません。(一般的にUI・GUIはゲーム(コンピュータ)画面上に表示されているメニューや情報などを指します)

VRの魅力は「仮想空間の中に入れること」であり、それが成立した時点でUI・GUIのゲーム画面に当たるものが存在しなくなります。無理やり仮想空間内に配置することも可能ですが、没入感を損なうとかなんとかであまり推奨されないようです。

だからといって、情報をシャットアウトするわけには行きません。特にストラテジーゲームでは情報は何よりも大事ですから、それをただ絶つだけではプレイヤーが一方的に不利になります。

では、目で情報を与えないとなると、残りは手(コントローラーの振動)か耳(音声)くらいしか残ってないんですよね。多分。

目で追えなくなってしまった情報を補助するためにも、魔王様たちを喋らせる必要があったのではないかと思っています。没入感も増すし良かったんじゃないですかね(適当)

 ちゃんとやり込める

VRゲームとしては珍しいのです。そもそも鑑賞用として出ているものに関しては、何をどうやってもやり込めないので致し方ないのですが。

もちろんVRでは拾える情報も減ってきてしまいますので、遊び要素数自体は落としてあります。ボリュームダウンというわけではなく、必要な削減ですので、気にするほどではないと思われます。

情報や要素が多すぎるとプレイヤーの整理が追い付かなくなるため、遊びとしての楽しみを得る前にやめたくなる、という話は別記事で書いた気がします。やめたくなるほどの情報・難易度ならいっそやめてしまえ、という話です。

 総評

PSVRを持っているなら、まず買って損はないと思います。それだけ高品質なゲームだと思います。

PSVRも1年経って価格改定されたことですし、この機に購入…というのもアリなのでは?

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